「人の心と人の心は(中略)むしろ傷と傷によって深く結びついているのだ」


「人の心は夜の鳥だ。時が来ればまっすぐに飛んでいく」


二番目のワードが今すぐ見つからなくてあやふやなんだけど、どっちも村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」からの引用です

久しぶりに読み返したらこのへんで泣いた

「君村上春樹好きなの?私も好き」ってなったことがない(大体私は嫌いだから…ってあえて言われる)ので全然好きな気持ちを人と共有したことがありません(笑)
そっかあ〜〜〜別に嫌いって言わなくていいよ…私も好きって言わないようにするから…って思って長いこと生きて来ましたが(キリシタンかな?)

別に他人と共有しなくても好きだから構わない…

足掛け20何年一人でファンやってるから別に…(強がり)


だから新刊が出るたび、一体誰が買ってるんだろうって思う(春樹ファンに会ったことがないので)本当にいるのかな…?ファンがそんなに…??みたいな(半信半疑)
みんな別に好きじゃなければ買わなくていいんだよ…?
教養のためとか売れてるから買うとか、そういうのやめていいんだよ…??(笑)
どうせ来月にはブックオフに売るんでしょう???

っていう謎のスタンス(笑)
どうせ売るならどうして買うんだろう????


それはそうと多崎つくるくんは短編〜中編の主人公の中ではベスト3に入るくらい好きかなって思う

長編の中では笠原メイ(ねじまき鳥クロニクル)、星野ちゃん(海辺のカフカ)、青豆さん(1Q84)がトップ3ですね

笠原メイの場を救うあの脳天気な水着とか最高ですね(主人公がどん底のときに出てくる)
星野ちゃんは一緒に成長していきたい長距離トラックドライバーナンバーワンだし(大公トリオのところなど)腰痛治ってよかったね!!
青豆さんは…ハードボイルドすぎて…好きでござるよ女殺し屋…
あれの続き(作者の頭の中にだけ)あるんだってな…!!読ましてくれよ…!!天吾くんの(というか二人の)娘の話が(書く気はないけど)あるんだって…

あと同じ系統だなっていうのがカフカの大島さんと多崎つくるの灰田くんですね
あの二人は同じ世界線にいると思う
灰田くん…!!!!!君主人公にならないのかな…!!!!!?????
君が主人公の話がめちゃくちゃ読みたいよ…!!!!
そこにすみれ(スプートニクの恋人)を加えて座談会してほしい(会話は無いかもしれない)

3人3様に遠くを見て黙っているだけかもしれない(それでも構いません)

あの性別とか指向とかなんか色々謎なうつくしい生き物たちすごい好きです

あのいわゆる「僕」を友だちにできる稀有な生き物たち…(笑)あいついろいろ問題ありすぎるよな!!(主人公たち)


一番好きな長編は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」なんだけど、ぱっと思いつく主な登場人物が「門番」しか出てこない…(笑)博士と娘にも名前なかったような気がする…
しかし固有名詞をつけずにどうしてあんな話が書けるのかほんと謎
図書館で骨を磨くあたりとか好きですね…

一番好きなシーンはやっぱりハードボイルド〜で、地下の世界から戻ってきて、広がった虚無の穴に食べ物を放り込むようにレストランで食べ続けるシーン(笑)

あと1Q84で、小学生の青豆さんを天吾くんが助けるところ
あんなん恋に落ちてしまうわ…天吾くんちょっと天然でアレなところあるけど、クールな青豆さんが惚れるだけある…随分時間かかったけどちゃんとボーイミーツガールしてくれるしね!!

やっぱりキャラクターに名前があるっていいよな…
そういう話がしやすい…
それまでは全員主人公「僕」としか言わねえから区別がつけられねえwwwwww


自分でも読んでいて「????」ってなった「騎士団長殺し」をもう一度読み返そうと思っている

アレは一体…なんだったの…っていうところを重点的に見返す

こういうときのためにちゃんと買っておくべき(復習)

他人の解釈に興味がないのでそういうの見たことないけど、みんな研究とかして「関連本」みたいなのいっぱいあるよね

べつに自分がどう思ったかだけでいいじゃん…人がどう思ったかとかどうでもよくない…???(これは強がりではない)

どうして人の感想や批評がそんなに本になったりするのかわからん…

ちなみに私も春樹を人に勧める気全然ありません

気になったら読めば??って感じ
なので共有できないのもさもありなん

共有する意味ワカンネwwwって思ってるから当然だった!!!(笑)
でもねえ、春樹読まなくても思春期を無事に無傷で生き残れたんなら、もうそれはほんと僥倖だと思うよ…よかったね…今後も元気に生きてってくれ…って思う

中学生くらいでちゃんと春樹に出会っておいてほしい(願わくば)
その上で「別にイラネww」ってなったらそれはそれで構わない…!!
俺は春樹の無い思春期は考えられなかった…(穴蔵住まいの思春期であった)

ちゃんと(曲がりなりにも)大人になれてよかったなあ…ちゃんと自分のお金で春樹の本買えるようになったしなあ…(成長を感じる)

というわけで春樹ってなんつうかマイルストーンというか
人生の節々でお世話になっているというかなので
他の春樹を買っている人もそういう感じなのだろうか…(半信半疑)

じゃあ騎士団長読んでくるね
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